いっぱい食べているのに太れずに痩せていく…。
しかも、お腹ポッコリになりやすく体型が気になる…。
こんなお悩みの痩せすぎ体型の方はいませんか?
食べても太れない方は胃下垂の可能性があります。
食べているのに太れない…
胃下垂は病気の名前ではなく、体質と言われてます。
それを疑う方の書き込みを紹介します。
お腹ポッコリに悩んでます…
36歳の主婦で3歳と1歳の子供がいます。
20代のころはそうでもなかったのですが、30代になってから食後にお腹がポッコリするようになりました。
最初は気にしていませんでしたが一緒に食事をした人からも指摘されるレベルで、お腹が膨れてしまい帰り道はスカートがきつく感じるくらいになったので心配になりました。
食べているのに太らないことも気になっていろいろと調べた結果、症状がよく合っているので自分は胃下垂だと思います。
胸がなくなり、プラス5歳に老けて見える
20代のころは普通体型でボリュームのある胸とくびれたウエストが秘かな自慢でした。
同性の友達からも健康的とかセクシーとか言われることが多く、男性にもモテました。
当時は常にもっと痩せたいと思っていたのですが、今写真を見返すと20代後半のころがベスト体型だったと思います。
食べることも大好きでご飯は常に大盛りでしたが、食べているわりに太らないと羨ましがられました。
それが30代になると太らないから太れないに変わってしまいました。全盛期はFカップだった胸も、現在はCカップあるかないかです。
158cmの身長に対して20代のころは48kgだったのが43kgまで落ちました。油断すると40kgを切ってしまいそうになるので、必死に体重をキープする努力をしています。
食べることは大好きだし人並み以上の量は食べられるので、毎日しっかり食べています。
しかし、食後はお腹が妊婦さんのようにパンパンになるだけで、たくさん食べた分は排出されているだけな気がします。
友達には太らなくて羨ましいと言われますが、胸やけもするし見た目がかなりやつれてしまって辛いです。
痩せたことによってプラス5歳くらい老けて見える気がします。
もともとふっくらしていた顔の肉は落ちシャープできつい印象になりました。
彫りが深いので目は落ち窪んでしまい頬はこけました。
痩せすぎで肌が乾燥してて皮膚もたるんでいます
朝はまだ大丈夫ですが、夜の疲れているときに鏡で自分の顔を見ると、とても不健康に見えて心配になってしまいます。
水分が足りないようで全身の肌もカサカサしています。
お腹なんて最悪です。妊娠で伸びた皮膚がたるんでしまい、乾燥して粉をふいているのでまるでお婆さんのようです。オイルなどを塗って保湿していますが、体の内側から油分を吸収しないと治らないんじゃないかと思います。
必死で食べているのにあばら骨や腰骨もしっかりと見えるようになり、ついに夫からもう少し太ったら?と言われてしまいました。
本当に、20代のころのピチピチしたはじけるような体や肌が懐かしいです。
体重を増やしてふっくらとした健康的な体になりたいです。
胃下垂とは何か?
胃下垂とは何でしょうか?
これは名前の通りに”胃が下に垂れ下がっている状態”を言います。
胃の底の部分が骨盤の中まで落ち、胃の位置が普通の人よりも下にある状態で、日本人には胃下垂になる人が多くいます。
食事後にお腹の下の方がポッコリと膨れます。
他にもお腹をくだしやすく太りにくい事があります。
胃下垂だと痩せるのは胃の位置が通常よりも低い位置にあり他の内臓を押し付け、胃や他の臓器の働きが悪くなり栄養吸収率が落ちるからです。
女性に多い胃下垂
胃下垂になる人の割合は、男性よりも女性の方が多いと言われています。
男性に比べて脂肪が多く内臓を支える筋力が低下しやすいからと考えられてます。
過度のストレス、猫背の姿勢や暴飲暴食、運動不足、過労は、胃下垂になり易いのです。
胃下垂は病気ではなくその人が持っている体質です。
日頃から慢性的な便秘や、肌荒れが続き、手や足の指先はいつも冷たいので、血行や代謝が悪い事がわかります。
食べた後に下腹部がポッコリと膨れ上がって、見た目も悪いし食欲もないので食事がイヤになるそうです。
食後にゲップがよくでる事も特徴で、デート中にゲップをしてしまったらと想像するだけでもイヤですよね。
出産後も注意
出産後に痩せてしまう女性の悩みは多く、出産後は元の体重に戻るまで1~2年かかる人もいます。
原因はいくつも重なり合っていると思われますが、育児のストレスや運動不足で食事が思うように摂れないことが原因かもしれません。
妊娠と出産の繰り返しで胃下垂になってしまうこともあります。
妊娠中は上の方に押し上げられていた胃が出産で一気に下がってしまい、妊娠約4カ月で腹筋はゼロ状態になるといいます。
胃下垂の人に有効な太る方法とは
なかなか太る事ができないのが胃下垂の特徴で、何とか改善して太る方法がないか考えてみましょう。
一回の食事を二回に分ける
胃下垂の人が一気にたくさんの食事をしても胃の負担になり、胸やけや下痢してしまい食事が苦痛になります。
そこで、食事を複数回に分けてみましょう。
胃に負担をかけないように、よく噛んで食べるようにします。
普通は朝と昼と晩と三度食事をしますが、それぞれ2回ずつに分けてみましょう。
つまり、朝食を2回、昼食を2回、夜ご飯を2回というわけです。
これは分ける事が目的で、たくさんの量を食べるという事ではなく胃腸に負担がかからないようにするためです。
胃下垂が治って体重が増えて来るまでは、脂肪分や甘すぎる物は避け、消化器官に負担をかけない様にしましょう。
いわゆる、痩せ菌を抑制する
痩せている理由が胃下垂だけでない事もあります。
バクテロイデスや善玉菌の、いわゆる”痩せ菌が多くある人”は太りにくいのです。
腸内環境は良質に保つことが重要ですが、悪い”痩せ菌”も存在しています。
それを抑えるためのサプリメントとしては、例えばファティーボなどがあります。
ファティーボは植物性乳酸菌、ビフィズス菌や オリゴ糖も配合されていますので、腸内環境改善に効果があります。
悪玉菌を腸内に増やして病的肥満的に太るわけでなく、健康的に太るための腸内環境改善サプリと考えてください。
専用プロテインを飲む
プロテインを使い筋肉をつけて太ることもできますが、胃下垂の人が普通のプロテインを飲むと、胃に負担がかかりお腹をくだしてタンパク質などの吸収がうまくいかない可能性があります。
筋肉を付けるだけではなく、効率よく栄養吸収を考えたプロテインも開発されてます。
消化吸収性、栄養バランスも優れています。
内臓がラクになる気がする、逆立ち
「逆立ち」も効果があると思います。
両手をつくのが辛かったら、寝たまま両足を持ち上げる方法があります。
腰が上にあがるほど、両手で腰を押さえながら上げて行きます。
下垂した内臓が上がるような感じがするはずです。
太るためには小腸と大腸での栄養の「吸収」が大事で、普段から押さえつけられている小腸と大腸を上に上げてやり、働きを楽にして栄養の吸収を助けます。
1日5〜10分、最初はその姿勢が辛ければ、30秒でも1分からでもいいのでやってみて下さい。
この体勢よりも楽にしたいなら、膝をつき、上半身を出来るだけ低く前へ倒す方法もあります。
少しでも、内臓が上に上がれば効果はあるので様々な体勢を試してください。
腹筋を付けて姿勢を良くする
医師の中には、「腹筋をしても胃下垂は治らない」と言う人もいますが、私は全く効果が無いとも言えないと思います。
まっすぐ仰向けに寝たまま、両足を床から10〜15cm上げます。
これも最初は辛くなったらすぐ止めます。
毎日段々と時間を長くしていき、10分間その姿勢を保てるようになったら、相当な腹筋が付いた事になります。
腹筋が付いてくると姿勢がよくなり背筋が伸びて、徐々に胃が正常な位置に戻ります。
今まで筋肉が足りなかったのかもしれません。
2~3カ月では無理なので、半年は続ける覚悟で臨んで下さいね。
生活習慣の変化を試し続けよう
胃下垂は体質なので「コレをやれば治る!」ということが言えません。
それぞれの方に合った胃下垂改善のきっかけがあると思います。
お風呂や足湯で血行をよくしたり、食生活を見直したら一気に改善したという人もいます。
日々の適度な運動やストレス解消でうまくいく方もいるでしょう。
胃下垂で悩む方は生活習慣を変え続け、試す努力を何度もすると良いと思います。
その中で効果を実感できることを探すことが、胃下垂体質を抜け出すきっかけになるのでしょう。