お子さんが成長するにしたがい、おんぶやだっこで腰が痛かった時期も過ぎ、手をつないでお出かけできるようになります。
いつの時代も子供の成長は、親の楽しみですよね。
しかし、痩せすぎの子供をお持ちのお母さんは、
- 毎日の食事が足りていないのだろうか?
- どうやったら、体重を増やせるのだろうか?
と、毎日のように考えている方も多くいらっしゃると思います。
幼稚園児、小学生になって年齢は上がっていくけれど、食べているのに太れない、もう少し体格よくなってくれれば…と、お悩みの方に、
- 本当に心配すべきことなのか?
- 何かできることはないのか?
といったことを、調べていきたいと思います。
子供が痩せすぎだとどんな問題に?
小児糖尿病にかかってしまうほど、最近は肥満体型のお子さんが注目されています。
しかし、太れない子供もおり、痩せすぎは大人も子供も身体に負担がかかります。
貧血、乾燥肌、冷え性になったりという比較的軽いものから、胃が弱かったり、骨格がゆがみやすい、肩こりがキツイなどの症状がでます。
女の子なら将来、不妊の原因になってしまう可能性もあります。
疲れやすく、疲れが抜けにくくて将来的に普通に生活できなくなってしまうことが心配ですよね。
太れない子供には偏食が…
瘦せ型で太れない子供には「好き嫌いが多い」という特徴があるようです。
「好き嫌いが多い」ということは、摂る食べ物の種類が偏ります。
栄養のバランスも偏るわけで、疲れやすい、貧血、乾燥肌の症状が重くなってあらわれてしまうこともあります。
それらは成長したら治ると思っていたのに治らず、疲れやすくて元気がない…
偏食が原因で栄養バランスが崩れてるからかもしれません。
神経質な子供
太れない子供の特徴で、神経質な性格の方が多いそうです。
友達付き合いや人間関係であまりにも神経質になってしまうと、生きづらいですよね。
できるだけ子供がリラックスできるように、寝る時間や入浴、食事の摂り方など家庭内で生活の工夫をしていきたいものです。
太れない子供は骨が弱い
痩せすぎの子供は成長期なのに、骨がしっかり成長していないケースが多いです。
骨密度が低い骨粗鬆症も注意です。
骨の発育には運動が大切です。
摂取するカルシウム不足だけが原因とは言い切れません。
そのまま、筋肉が落ちる中高年になると、筋力が弱くて自分の身体を思うように動かせなくなります。
転倒しやすくなったり、極端に足腰が弱くなったりします。
歩行困難になると代謝が悪く、寝たきり状態になってしまう可能性があります。
子供が食べているのに太れない原因は?
同年齢と同じく食べているのに、太れないお子さんもいます。
中には、お母さんとお父さんがとても痩せていて、家での食事内容がヘルシーなんだろうと思わせるようなご家庭もありますよね。
体型は遺伝にもよるそうです。
「親が痩せているので子供が太れない…」とあきらめてしまっている方も多いのではないでしょうか?
家庭内が少食のことも
遺伝だとどうしようもないと感じてしまいます。
家族の食生活は似てきます。
痩せすぎは家庭内の食生活に原因があるのかもしれません。
よくある原因としては「食べていると思っていたけれど、実は量を食べていなかった」というケースです。
子供が「十分食べるようになったなぁ」と見えても、同年代が摂取すべきカロリーを下回っているケースが多いようです。
家庭内の少食に気づくためには、食べ物のカロリー等の数値を把握することが重要です。
「どうして太れない…」に気づく、第一歩はこれ
気づくための方法として、一週間分の食べた物、食べた量を記録してみましょう。
手書きのメモでも、携帯メモでも何でも良いので、とにかく記録してみることです。
それをもとに、この年齢、体格で食事量やカロリーは一般的なのかをネットで調べてみてください。
そうすることで、冷静に少食を判断できます。
摂取カロリーを満たしていたなら
記録の結果、「キチンと食べていた」となったら、どうして食べたのに太れないのか、が気になりますよね。
「きちんと消化吸収できていない」という事が考えられます。
消化器官を改善したり、サポートすることが重要になってきます。
「消化しやすいもの、消化器官への負担の少ないもの」を食べさせてあげて、胃腸の状態を良くすることが解決しやすいと思います。
空腹感を感じさせたり、睡眠の質を上げたり、様々な取り組みで効果があることを探してください。
食事以外でできることは?
子供の痩せすぎをサポートしていくために、親としてできることは何でしょうか?
あくまでも明るく前向きに「あとは何ができるかな」と模索することです。
お子さんは、お父さんやお母さんをよく見ています。
経済的なことや夫婦げんかの話など、お母さんの不安な気持ちというのは、確実にお子さんに伝わります。
子供が家庭で感じるストレスも、健全な身体の成長の妨げになります。
意外かも?運動は太るために◎
「適度な運動をする」ということは、健康的に太るためにとても大切です。
運動をすることで子供の成長とともに筋肉が付き、自然と消費カロリーはUPし、お腹も減りやすくなります。
屋外で陽にあたりながら運動することで、眼にも骨にも良い効果があります。
より健康的な状態へと近づくことになります。
消費カロリーもUPし、食事の量も増え、太りやすい状態につながりますね。
感染防止のための外出自粛はありますが、陽にあたることは健康にとても重要です。
ベランダや窓を開放しての読書など工夫して、一日1時間ほど陽にあたりましょう。
「何を食べるか」だけじゃなく「どう食べるか」も意識して!
幼児期に偏食になりがちなお子さんもいらっしゃいます。
「無理強いしてでも栄養の摂れるものを食べさせる…」ということはいけません。
楽しく食べるために「好きなものをたくさん食べてもらう」作戦がいいでしょう。
量を食べられるようになり、小学生になって食べられるものも増えてきたとき、良い結果が得られるでしょう。
成長の時期にあわせて同年齢の平均以上でありたいという親心がありますよね。
子育てはどうしても焦ってしまうものです。
子供は自分で必要なものを本能的に理解しているように感じられることはありませんか?
何か新しいことができるようになる時も、親からではなく、子供が自発的に何かに興味を持ったことをサポートしてあげたほうが伸びていきますよね。
もしかしたら「これはそんなに食べなくてもいいや」と思っているのかもしれません。
心配してしまう気持ちは親なら当然です。
無理強いして強いストレスを与えてはいけません!
少し長い目でみて育児を楽しみ、子供と一緒にニコニコと生活するのが健康的に太る近道になるのかもしれませんね。